なぜ図面と現場に違いが出るのか
2025/11/06
プラント工事のみならず図面を用いて工事をしているときに数字が合わないことは日常茶飯事です。
ではなぜ図面の数字はいつも違っているのでしょうか。
据付・新設の工事で図面が合わないのにはいくつか理由があります。
一つは設計図面において設計さんが現場の様子を考慮せずに設計していることが多いからです。
図面では配管が通るところへコンクリートがあるなんて話はよくある話です。
なぜなら設計室で設計している人はどこに壁があってどんな改良工事がされているということが共有されてないからです。
こればかりはどうしても起こってしまうことです。設計さんはそんな話知らないんですから。
二つ目は職種によって許容範囲が違うということです。
たとえば我々のような仕上げ工において、モーター芯のズレの許容数値は5/100mmとされていることが多いです。
しかし、そのモーター類を乗せるコンクリート造型においてはどうでしょうか。建設工事のズレの許容は5mm程度であることが多いです。
5mmずれているコンクリートに機械を乗せて5/100mmの精度が出せると思いますか?合うわけがないです。
そして機械を許容数値に収まるようずらした場合、こんどは機械につながる配管やダクトの数値に影響してきます。
こうして図面の数字はどんどんずれていきます。
図面がおかしい背景にはいろいろな事情がありますので、監督さんをむやみに怒鳴りつけたりしないようにしましょう。
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有限会社泉原工業
住所 : 岡山県倉敷市松江2丁目3−50
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倉敷市でプラント工事を担当
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